09年末のパンク・スピリット

09年末のパンク・スピリット

★今朝(英国時間12/21(月)起きて、
多分負けるだろう、、、と思っていたレイジがX-ファクターの優勝者を押さえ、UKクリスマス・シングルNo.1になったことを知る。

UK中のロック好きの「Fuck!X-Factor」スピリットが、
サイモン・コーウェルの「金もうけカラオケ大量生産ファクトリー」に勝った!ということだ。

しかしこんな古い曲”キリング・イン・ザ・ネイム(92年リリース。しかもUS産バンドの曲)”を、英国人が今になってこんなに買いまくったのも、

多分「最近のメインストリーム・シーンの惨状」に対するリスナー側の反発からだろう。

このスピリットって、すごくパンクだと思う。



★そして明日12/22(火)は、ジョー・ストラマーの7周忌。

悪天のせいでUS&ヨーロッパ在住のパンク仲間は今年はどうやら参加できないようだけど、
今年もロンドンの某友人宅で「ジョーのトリビュート会」は敢行します。

このクラッシュの79年の『ロンドン・コーリング』は、当時チョークファームのスクウォットで寒さと極貧に堪えながら生活を共にしていた我々(&国中のパンクス達)にとって、文字通り「人生のサントラ」だった。

バイトの帰り道で、待てど暮らせど来ないナイト・バスに業を煮やし、
大雪の中を友達と掛け合いで”ロンドン・コーリング”を口ずさみながら
北ロンドンのスクウォットまで歩いて帰ったことも数え切れない。

あれからもう30年、、、。
以来、どんなに悲しいことや、口惜しいことや、辛いことがあっても、
あの時期の自分を思い出せば「何も怖くない!」気分になれた。
くそっ!こんな酷いこと/卑怯な奴に負けるか、という闘志も湧いてきた。

ありがとう、ジョー。
過去30年の激動の異国生活をサヴァイヴできたのも、あなたのおかげです。
どうか安らかに眠ってください、、、。


ジョーの人生を祝祭する意味で、クラッシュ関連の動画もいくつか。

♪ジョー・ストラマー&ミック・ジョーンズ@Acton Town Hall(2002年11月)
http://www.youtube.com/watch?v=JHDzG9jBjCw&NR=1


♪ジョー・ストラマー&ミック・ジョーンズ@Acton Town Hall(2002年11月)
http://www.youtube.com/watch?v=N4SxtW6eTZ4


♪ブルース・スプリングスティーン、デイヴ・グロール、エルヴィス・コステロetc.@Grammy Awards(2003年)
http://www.youtube.com/watch?v=ddD-cVGmWUo&feature=related



★あ、今夜はPILのライヴ@London Brixton Academyにも参戦します!


なんてパンクな年末(笑)。
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