大森靖子@ キネマ倶楽部、その「速度」の素晴らしさとは

大森靖子@ キネマ倶楽部、その「速度」の素晴らしさとは
大森靖子の弾き語りはなぜあんなに素晴らしく、なぜあんなにフィジカルなのか。
今日のライヴはバンドセットの演奏も素晴らしかった。
楽曲と大森の歌の輪郭がはっきりしたかたちで聴こえてきた。
だからこそ、弾き語りの破格の素晴らしさにぐっと来っぱなしだった。

大森靖子の弾き語りというのは速度なのではないか。
リズムの緩急という意味での速度、エモーションの出し入れの速度、リリックの発射の速度。
そして、気分の変化の速度。
歌っている最中に彼女が感じている(のではないかと思う)微妙で絶妙な変化。
言ってしまえば、その気まぐれなその速度と変化、その気持ちよさこそ、大森靖子の強さなのではないかと、今日のライヴを観てあらためて感じた。
大森靖子の気まぐれというのはつまり、彼女の音楽にとって常に最高のタイミングで最適な言葉が放たれているということだ。
その完璧さはやはり弾き語りで如実になる。
大森靖子の弾き語りが持つあの素晴らしさというのは、そんなフィジカルの強さのことなのだと思う。

大森は歌がうまく、ギターもうまい。
それはテクニックもさることながら、自分の生理感覚を知っているからなのだ。
そんなふうに思いました、はい。

やはり本当の意味でクレバーな人だ。
アルバムがとても楽しみ。本当に楽しみ。
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