indigo la End、5000人と一緒に国際フォーラム公演を観た!

川谷絵音が息を吐くように生み出すあの圧倒的なリリシズム。
あのリリシズムが、新しく身につけた肉体性によってガンガン立体的になっていく。
それはそれは感動的なライヴだった。

これほど、観るたびによくなっていくバンドはなかなかいない。それは断言できる。
ドラム佐藤栄太郎が加入してからのインディゴの成長と変化は本当に凄い、楽しい、としか言えない。
楽しそうにメロディを紡いでいく絵音の姿も、やはりどんどん変わっていると思う。

今日、12月3日は川谷絵音の誕生日だった。
だから、というわけでもないのだろうけれど、珍しく感傷的なMCをしていた。メンバーひとりひとりへのこれまで抱えてきた思いを、素直に、裏腹に話していた。

変な言い方になるが、そのMCを聞きながら、絵音という人はちゃんと、とてもセンチメンタルな人なんだなと思った。
そして、この合点がいく感じが嬉しく感じる。絵音という人のことが少し分かった気がするからだ。
あのメロディと切なさは、紛れもなく川谷絵音の中から生まれている。

彼が生んできた、そしてこれからも生んでいくメロディの来たところを見るようなライヴだった。
素晴らしいライヴだった。
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