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    尾崎裕哉の六本木EX THEATER でのワンマンライブを観た

    尾崎裕哉の六本木EX THEATER でのワンマンライブを観た
    初めて観たライブだった。

    等身大の粗削りな魅力をそのまま全身でぶつけてくる歌声は否応なく心を動かすものだ。
    父・尾崎豊の歌声を彷彿させるかすれや叫びはある。
    あるが、尾崎裕哉の歌声は尾崎裕哉の歌声として圧倒的にオリジナルだ。
    生き方や考え方や繊細さや大胆さ、そういった彼自身のすべてを込められる信用できる何かとして、彼にとって歌はあったのだろう。
    そんな無防備なほどに実直に進められてきたのであろう人生模様がゴロッと伝わってくる、虚飾が似合わない、とても美しい歌だと感じた。

    尾崎裕哉はきっと、誠実な言葉と常に全力の歌だけを届ける素晴らしいシンガーソングライターになっていく。
    無数の孤独を救う、温かい表現者になっていってほしい。

    そう思わせてくれる歌を尾崎裕哉はまっすぐに歌っていた。
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