【今日のチャート8/20】fripSideを聴いていて思うこと

【今日のチャート8/20】fripSideを聴いていて思うこと

シングル
1 初  恋するフォーチュンクッキー AKB48
2 初  Boys Meet U SHINee
3 初  君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか V6
4 初  道しるべ EXILE ATSUSHI
5 初  FADELESS the GazettE

アルバム
1 初  KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary BEST ALBUM GREATEST ANTHOLOGY 氷室京介
2 初  POPMAN'S WORLD〜All Time Best 2003-2013〜 スキマスイッチ
3 初  Side B complete collection 〜e.B 2〜 シド
4 初  Side B complete collection 〜e.B 3〜 シド
5 初  TVアニメ『Free!』ドラマCD 岩鳶高校水泳部 活動日誌1

AKB発売初日でミリオン突破。
もはやお約束のニュースだが、すごいものはすごい。

さて、そんな中、ご紹介したいのはシングル6位に初登場のfripSide。
ウィークリー1位を獲得した前作に続き、どんな曲がくるのかって、今回は小室哲哉とのコラボ楽曲である。
PVには氏も登場する。

fripSideはとにかく気持ちいい。
個人的な感想で申し訳ないが、「自分の生理としてもっとも安心して、気持ちよく聴ける」種類の音楽、その象徴的な存在がfripSideだったりする。
懐かしいくらいに分厚く鳴らされるシンセはとても確信犯的だが、それがどういうわけかものすごく瑞々しい。蒼いイメージすら感じるくらいだ。
この清々しさと潔さと抜けのよさ、要するに気持ちよさはやはり作り手が開放されていないと生まれないものだと思う。
コンポーザーの八木沼悟志は「あの時代」のJ-POPへ、ピュアに愛を捧げるような気持ちで音楽を作っているんだろうな、なんてことを思う。
そのあたりがまずひとつ。

また、fripSideの楽曲はテンポがほぼ一定だ。
あらためて考えるとちょっと異常なくらいに一貫している。
BPMでいうと140〜145くらいだと思うけれど、fripSideの音楽をストレートに聴かせるにはこのテンポなのだ、というセオリーがあり――というか、彼らの中での「J-POP」というのはずっとこのテンポで存在しているものなのかもしれない。
このポップに対する、逃れられないほどに深い愛情と理解を感じる。
それが、なんとなく、同世代を生きてきた人間の(つまり、まさにTKで育った世代の)生理と重なるのだと思う。

アニメのタイアップ楽曲としてリリースされることが多いこともあり、尺的な理由による部分もあるのだろう。
ただ、fripSideを聴くと、彼らの音楽が「このかたち」であり続けることの必然をすごく感じる。

”eternal reality”
作詞:Satoshi Yaginuma 作曲:Tetsuya Komuro/Satoshi Yaginuma 編曲:Satoshi Yaginuma
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