女王蜂、復活のAXを観た

女王蜂、復活のAXを観た

素晴らしいライヴだった。
優しさも悲しさも美しさも醜さも、何もかもがそのままのかたちで歌われているイノセントなライヴだったと思う。
エンターテインメントというにはあまりに実直で、でも飾り気のない、というにはやはりあまりに美しい時間。
世界と戦い、自分を守り抜くための武器だった女王蜂は、3人がその中で呼吸をし日々を送り、夢を見、気高く存在するための、文字通り、生きるための場所になった。
アヴちゃんたちはいま、女王蜂のなかであらためて、生き始めた。再び進化を始めた。
今日の90分間、その変身のドキュメントを見ている気がしていた。

うまく言えないが、女王蜂の歌はきっとこれからより優しく、大きなものになっていくのではないだろうか。
ファンの手を取り引っ張り、駆けていくような歌から、横に立ち、ともに歩みを進めるような、そんな優しい歌が歌われていくのではないか。
今日のライヴからそんな予感を感じた。
近いうちのいつか、インタヴューがしたい。
何はともあれ、おかえりなさい。

写真はライヴ後のフロアに散った孔雀の羽。
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