いよいよトランプの大統領就任式が1月20日に行われるが、その翌日にワシントンDCで、10万人が集まると言われている"Women's March on Washington"(ワシントン女性行進)が行われる。これは、女性による自由と平等と人権を守るためのデモだ。
ミュージシャンや俳優達もこぞって参加する予定で、ケイティ・ペリーや、スカーレット・ヨハンソンなども早くから参加を表明している。マックスウェルや、ジェネール・モネイ、グライムスなどはパフォーマンスも行う予定だ。
http://www.billboard.com/articles/news/politics/7661645/janelle-monae-performers-womens-march
ビヨンセも今日支援を表明した。
「母として、アーティストとして、活動家として、団結して声を上げたい。私達の声を届けることはできる。そしてその認識を意味のある行動とポジティブな変化につなげることはできる」とメッセージを書いている。
マドンナも過激写真で支援を表明している。
最近ではフィオナ・アップルがこのデモ行進用のチャントを発表して話題になった。
チャントの内容は「あなたの小さい手を、私達のパンティに絶対近付けないで」というもの。さすがフィオナ。
トランプが大統領になったら、アーティスト達はこれまで以上にその意志を強く発信していくようになるような気がする。
オフィシャル・ウェブサイトではアーティストの参加について以下のメッセージを掲載している。
「アートは、社会に変化をもたらす運動において重要な役割を担っている。さらに、アートが、物語を変える水路となり、また我々の社会運動を記録してくれるようにと願っている」
https://www.womensmarch.com/artists/
この集会は全米各地でも行われる予定で、現在200のイベントが予定されている。
ちなみに、オバマ大統領の就任式では、アレサ・フランクリンに、ビヨンセなどそうそうたるメンツがパフォーマンスを行ったが、トランプの就任式は出演を断る人が多いことで話題になっている。最近では、ブルース・スプリングスティーンのカバー・バンドであるBストリート・バンドが、世間からのあまりの反発を受けて、就任式のパーティでの演奏をキャンセルしたほど。現時点では、サム・ムーア、トビー・キース、3ドアーズ・ダウンなどがパフォーマンスを行う予定。