発表されたばかりのアカデミー賞。なんと何が起きたのか分からないような凄いことが起きた。
最後に受賞される作品賞。最初に、大方の予想通り、『ラ・ラ・ランド』が受賞したと発表され、スピーチをしたのだが、終った後で、プロデューサーのひとりが、「違いました。受賞したのは『ムーンライト』でした」と言ったのだ。
ええええええええええええ。あり得ない!!!!
発表したのはウォーレン・ビーティとフェイ・ダナウェイだったのだが、ウォーレン・ビーティがその場で説明したのは、「封筒を開けたら、主演女優賞、エマ・ストーン、『ラ・ラ・ランド』と書いてあったんだ」と。
だからって『ラ・ラ・ランド』と読むなよ、ってことなんだけど、さすがのウォーレン・ビーティでも混乱したのか???
一体誰が間違えて封筒を渡したんだろう?? まだ実際何が起きたのかは説明されていない。
大どんでん返しで、『ムーンライト』が作品賞を普通に獲っていたらそれはそれで大騒ぎだったのに、これじゃ、『ムーンライト』が獲ったことより、歴史的な大失態をおかしたことのほうがニュースになってしまう。最初に間違えて受け取った『ラ・ラ・ランド』もかわいそうだし、なんかすっきりしない。
『ラ・ラ・ランド』は、史上最高の14部門ノミネートされ、受賞は予想よりは少なかったけど、監督、主演女優など大事な部門を含む6部門を受賞した。
『ムーンライト』も、作品賞、助演男優賞、脚色賞の3部門で受賞している。
『ムーンライト』の日本語予告編はこちら。4月28日に日本公開!
監督のインタビューが最新号のカット3月号に掲載されているので是非読んでください。感動的です。
司会者のジミー・キンメルは、隙さえあれば、トランプをジョークとして登場させていた。
以下受賞リスト。
http://oscar.go.com/news/winners/oscar-winners-2017-see-the-complete-list