週末はオスカー!『ラ・ラ・ランド』が史上最多なるか?「白すぎ」なかったオスカー。USメディアの予想をまとめてみた〜。

週末はオスカー!『ラ・ラ・ランド』が史上最多なるか?「白すぎ」なかったオスカー。USメディアの予想をまとめてみた〜。 - TIFFTIFF

今週末2月26日は、アカデミー賞の発表。ドキドキする。毎年恒例だけど、CUTの最新号3月号でLAの小西未来君と対談しているのでぜひオスカーの前に読んでみてください!http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143589今年のポイントは大きくふたつ。1)まず『タイタニック』と、『イヴの総て』と並ぶ史上最高14部門もノミネートされた『ラ・ラ・ランド』が、史上最高のオスカーを受賞することになるのか?これまでの最多は、11部門受賞で、3本の映画が獲得している。『ベン・ハー』(1959年)、『タイタニック』(1997年)、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)。12部門獲ると、これらの映画を抜くということになる。まず絶対獲れないのは、オリジナルソング部門だ。2曲ノミネートされているので、どちらが獲ってもひとつ獲れない。また、主演男優のライアン・ゴスリングもかなり危ない。これでマイナス2なので、12部門。あとは、まず、危ないのは、コスチューム・デザイン部門だと思っていたのだが、この間発表されたデザイナー協会賞の現代映画部門でなんと受賞していた!なのでもしかしたらもしかするかもしれない。さて、どうなるか?!!!『ラ・ラ・ランド』の日本語予告編はこちら。

2)「白すぎ」なかったオスカー。
去年は2年連続で、俳優4部門が全員白人だったため、「白すぎる」オスカーという批判が起きた。数年前にオスカーの投票者約6000人のうち、94%が白人、76%が男性、平均年齢が63歳という事実が暴かれたこととも関係している。そのため去年は、新メンバー683人のうち、46%女性、41%白人以外、40%がアメリカ人以外で59カ国から加入という割合だった。それで、少しだが偏りが補正されている。今年の俳優部門は、男女合わせて20人のうち、白人以外の俳優が7人ノミネートされた。のみならず、作品賞でも白人以外が主人公の作品が4本ノミネート。監督賞も、『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスがノミネートされている。もし獲得すれば、アフリカン・アメリカンとして初の受賞となる。またドキュメンタリー部門でも、3本がアフリカン・アメリカンがテーマの作品。編集でも、『ムーンライト』のJoi McMillonがアフリカン・アメリカンの女性として初めてノミネートされた。ただ、これはCUTの対談の中でも小西君が語っているが、去年「白すぎる」オスカーが問題になったために無理矢理ノミネートさせた結果ではない。すべて、客観的に見てもノミネートに値する作品ばかりだからだ。ノミネートが増えた大きな理由は、ここ数年のアメリカの社会情勢を見るに付け、国民の声を代弁する作品が必要とされたから。または映画作家達が問題提起をする必要を感じて、そういう作品がこれまでより多く作られたからだと思う。そうして必然的に良い作品が増え、実際に国民が関心を持っていたから、たとえば『ヒドゥン・フィギュアズ』のようにそこから大ヒットした作品も生まれた。それが今年のノミネート結果に繋がったのだと思う。こういった作品に関わった人々が、どれだけオスカーを手にするのか楽しみだ。また、今年はゴールデン・グローブ賞でのメリル・ストリープのスピーチの影響も大きいと思うが、政治的なスピーチがたくさん生まれることになるのではないかと思う。3)アメリカの各メディアの予想を以下にまとめてみた。参考にしたのは、Variety、Entertainment Weekly、Rolling Stone、Indie Wire、NYタイムズ紙、LAタイムズ紙だ。A) 作品賞:全メディア『ラ・ラ・ランド』B) 監督賞:全メディア、ダミアン・チェゼル(『ラ・ラ・ランド』)(32歳)。
ちなみにダミアンが受賞すると史上最年少での受賞となる。現時点では、『スキピイ』(1931年)のノーマン・タグロウで、同じく32歳だが、受賞した時点で32歳と260日経っていたそう。ダミアンは1月生まれなので、32歳になったばかりだった(笑)。C)主演男優:ケーシー・アフレック3票/デンゼル・ワシントン3票
ケーシー・アフレックが当初ひとり勝ちと思われていたのだが、番狂わせとなったのが、先日の俳優協会賞でデンゼルが受賞したこと。デンゼル自身もびっくりして大喜びしていたくらい。俳優協会員はオスカーの投票者の割合が一番高いので、もしかしてデンゼルかも? でもすでにオスカーを受賞していると確率は低くなる。ケーシーはセクハラで7年前に訴えられた問題が蒸し返しているのが今回不利な理由だ。D)主演女優:全メディア、エマ・ストーン(『ラ・ラ・ランド』)E)助演男優:全メディア、マハーシャラ・アリ(『ムーンライト』)F)助演女優:全メディア、ヴィオラ・デイヴィス(『フェンス』)ということで、割れているのは、主演男優だけというあっけない結果になってしまった(笑)。
https://www.nytimes.com/2017/02/23/movies/oscar-predictions-2017.html
http://www.indiewire.com/2016/11/2017-oscar-predictions-288861/
http://variety.com/2015/film/awards/oscar-predictions-oscars-academy-awards-1201600870/
http://ew.com/awards/2017/02/17/oscars-2017-predictions-best-picture-actor-actress-director/
http://www.rollingstone.com/movies/news/peter-travers-my-oscars-2017-predictions-w466300
http://www.latimes.com/entertainment/envelope/la-et-mn-gold-standard-oscar-predictions-20170223-story.html日本ではWOWOWで放送されるよう。詳細はこちら。
http://www.wowow.co.jp/extra/academy/
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