前から告知していたように、ジャック・ホワイトが彼の故郷デトロイトにアナログ盤工場をとうとうオープンした。
オープンしたのは2月25日だが、オープニングの日、工場の前に長蛇の列が出来ている映像が紹介されている。
また、Third Man Pressingという名のこの工場の中を紹介する映像も公開!
さらに、ジャックが地元のニュース番組に出演して、このオープンについて語っている。
「もし工場をオープンするなら、デトロイトしか考えられなかった」。彼が選んだ場所は、MC5から、ホワイト・ストライプスに至るまで、デトロイトの音楽シーンにとっては非常に重要な役割を果たした中心的な場所だ。
この工場は、アナログ盤を作っているところを外から見ることができる。「その過程が見えたら、手にした時より大事に思えるはずだから」と。
ジャックは似たような試みをナッシュビルにあるサードマン・レコーズでも行っているが、ここまでの規模のアナログ盤工場が外から見られて、しかも出来上がったものが買えるお店があるというのは世界初。
「これまで誰も見たこともないような物を作るのが目標だったから」とジャックならではのお言葉。
またこの工場では、「無名のインディ・ロック・バンドでも誰でもアナログ盤を作ることができる」とのこと。
この工場の自慢は、アナログ盤を作る機械が新品であること。この機械は、ドイツから8台も輸入されてきたのだ。新品のアナログ盤の機械が作られたのはなんとこの35年で初。新品にこだわったのは、可能な限りクオリティの高いアナログ盤を作るためだ。
オープニングのパーティーも行われ、シャンパンでカンパイの音頭を取ったジャックは「この瞬間をどうか忘れないで欲しい。次の世代に残すための美しいものをここで作っているのだから」と語った。また、この工場のオープンに際して、50人の従業員を雇ったとも発表している。
オープニングを記念して、MC5から、ザ・ストゥージズ、ホワイト・ストライプスまで、特別カラーバイナルなどが発売されている。
カッコ良すぎて、久しぶりにデトロイトに行きたくなる工場だ!