レッチリ、ビリー・アイリッシュ、U2、オジー、マドンナから、アーロ・パークス、マネスキン他、ジュリアン・レノンが初めて”Imagine”カバーなど、ウクライナ支援のネット上キャンペーンを行う。ライブ映像など公開し1100万ドル(約13.7億円)の支援金が集まる。

レッチリ、ビリー・アイリッシュ、U2、オジー、マドンナから、アーロ・パークス、マネスキン他、ジュリアン・レノンが初めて”Imagine”カバーなど、ウクライナ支援のネット上キャンペーンを行う。ライブ映像など公開し1100万ドル(約13.7億円)の支援金が集まる。

先週の金曜日4月8日に、ウクライナで自らの家を去ることを余儀なくされた1000万人以上の人たちを援助する支援金を確保するよう、世界のリーダー、企業などに訴えるネット上のキャンペーン#StandUpForUkraine が展開された。Bloombergによると、翌日に1100万ドル(約13.7億円)が集まったということ。

このキャンペーンは、グローバル・シチズンが、ウクライナと世界の全ての難民救済を目的として開始したもの。ウクライナのゼレンスキー大統領もネット上でメッセージを発信し、U2レッド・ホット・チリ・ペッパーズビリー・アイリッシュマドンナパール・ジャムブルース・スプリングスティーンエルトン・ジョンレニー・クラヴィッツ、アーロ・パークス、マネスキンなどが、パフォーマンスを披露したり、メッセージを発信するなどして、キャンペーンに協力した。ジュリアン・レノンも初めて”Imagine”をカバーしている。

●U2は、”Walk On”のアコギパフォーマンス

「勇敢なるウクライナ市民が、言うに耐えられない暴力と不公平な侵攻に直面し、自由のために戦っている。それは僕らの自由のためでもある。400万人以上もの主に女性と子供達が、自らの命を守るために避難していて、それは、アイルランドの人口とほぼ同じくらいだ。世界のリーダー達は、今こそ、ウクライナのために立ち上がり、援助しなくてはいけない。戦っている人たちのために、避難している人たちのために、また世界中で家や国を去り難民となることを余儀なくされている全ての人たちを支援しなくてはいけない」


●レッチリ

「ウクライナの難民を支援したいと思います。

世界のリーダー達もリーダーでない人達にも、難民を助けるための寄付をするように、可能な限りの貢献してくれるようにお願いしたいと思います。難民は常に援助を必要としています。もちろん、人にだけお願いだけして俺たちはやらないということは絶対にありません。なので、チャド、君にも援助をお願いする。
(チャド)もちろん、援助します。貢献します。
みんなで難民のことを心に留めて、愛でも、現金でも、自分にできることで貢献しよう」


レッチリはそれ以前からウクライナ支援を表明して、2016年にウクライナでライブを行った際の写真をポストしたりしていた。

●ビリー・アイリッシュは、ツアー中に”Your Power”をウクライナの人たちに捧げて歌う映像を公開。

「今日ライブで”Your Power”をウクライナの人たちへの援助を訴えるため、またウクライナ人たちに敬意を表してパフォーマンスしたいと思います。世界のリーダーへ。ウクライナでは何百万人もの人たちが、強制退去させられています。彼らへの援助が即必要です。この映像を見ている皆さんへ。リーダー達に、ウクライナと世界中の難民への援助が必要だと知らせるために、このメッセージを拡散してください。私たちはウクライナの人たちを支持します」


ビリーはアコギでライブを披露した後に、

「今演奏した”Your Power"についてちょっと言っておきたいことがある。この曲は私が一番好きな曲のひとつで、すごく誇りに思っているし、大事に思っている。この曲は色々なことについて歌った曲だと言えるけど、でも今は、権力の濫用がどれだけの損害を与えるのかについてを指していると思う。あえて言うまでもなく、それがウクライナに被害を与えているから。それについて私ができることはあまりないけど、でも、ウクライナの人たちを支持すると言っておきたかった。だからこの曲を、今すごく苦しんでいる人たちに捧げます」


●マドンナ
自分の歌詞を引用しながら「音楽はみんなを団結させる」と語り、「グラミー賞でゼレンスキー大統領が感動的に語ってくれたように、この曲を聴いて、世界中の人たちが、ウクライナの人たちのために立ち上がり支援してくれることを願う」と語り、息子さんと”Your Song”をカバー。

●アーロ・パークス

「自分の曲の中でも今一番大事なメッセージだと思う」と、”Hope”のパフォーマンス映像を公開。「希望と、思いやりと、行動が今一番大事なメッセージだと思う」


●マネスキン

オジー・オズボーン

メタリカ

●ブルース・スプリングスティーン

●レニー・クラヴィッツ

●エルトン・ジョン
「ウクライナが犠牲になっているのを見るのが辛い。25万人以上の人たちがHIVでもあるから」と、リーダー達に難民救済の予算を至急確保するように訴えている。

●パール・ジャム

「ウクライナの難民危機について話しておきたい。この歴史的で信じられないような悲劇により、現在何百万人もの人たちが避難を余儀なくされている。自分たちの命のために、子供達の命のために退去を強いられ、身の安全と人道的救済を求めている。難民救済援助をするために、我々の政府に早急に莫大な援助金を確保するようにお願いしたい。だけど、俺たちひとりひとりにもできることがある。例えば、パール・ジャムのヨーロッパでのパートナーは、勇敢にもツアー・バスを使い、ウクライナから周辺の国々への避難を援助している。それからシアトルでは、アメリカに到着した避難民の複雑な書類手続きなどをパール・ジャムも支援しているし、その他の素晴らしい組織もワールド・セントラル・キッチンや、俺の良い友達のショーン・ペンによるCOREなども支援している。それで君たちにもできることがないか、globalcitizen.org/ukraine にいってみて欲しい。この危機を緩和するために、自分に何ができることがあるか見てみて欲しい。どうもありがとう」


●ジュリアン・レノンが初めて”Imagine”をカバー。

以下メッセージ

「ウクライナで起きている戦争は、想像を絶する悲劇だ….

人としてアーティストとして、それに対して最も意味のある方法で答えたいと思った。なので今日、父の曲である”Imagine”を生まれて初めて公でパフォーマンスしたいと思う。これまで長年やらなかったのに、なぜ今?と思うかもしれない。僕はこれまで”Imagine”の演奏を考えるのは、”世界が終わる時”だけと答えてきたから。
だけど、同時に父の歌詞は、僕らみんなの世界平和への願いを反映したものでもある。
この曲の中で、僕らは、愛と団結が僕らの現実となる空間へ送られる。
それからこの曲は、僕らみんなが願うトンネルの終わりの光も象徴している。
現在起きている殺人的暴力のせいで、何百万人もの罪のない家族が、自分の住み慣れた家を強制的に退去させられ、どこかに受け入れてもらえる場所を求めている。

なので、世界のリーダー達へ、または”Imagine”に描かれた思いを信じる人たちみんなに、世界中にいる難民のために立ち上がって欲しい!

心から支援し、寄付して欲しい!#StandupforUkraine

ジュリアン・レノン」


ピンク・フロイドが28年ぶりの新曲”Hey Hey Rise Up”を緊急リリース。これはこのキャンペーンの一環ではないが、売り上げは全てウクライナの人道的救済のために寄付される。

ピンク・フロイドがこの曲を発表した経緯についてこちらに詳しく書かれています。


レッド・ホット・チリ・ペッパーズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

レッチリ、ビリー・アイリッシュ、U2、オジー、マドンナから、アーロ・パークス、マネスキン他、ジュリアン・レノンが初めて”Imagine”カバーなど、ウクライナ支援のネット上キャンペーンを行う。ライブ映像など公開し1100万ドル(約13.7億円)の支援金が集まる。

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