マドンナ、デヴィッド・シルヴィアン、BTSのSUGAなども坂本龍一の追悼。6月にはNYで新作の発表も。


坂本龍一の追悼がまだ続いている。

1)マドンナが追悼。
https://www.instagram.com/stories/madonna/3073015510070324313/?hl=en

「偉大なる坂本龍一が私たちのもとから去ってしまった!
彼と一緒に仕事ができて光栄でした!
(敬意を表して)頭を下げたいと思います!🙏」



“Rain”のMV。


2)デヴィッド・シルヴィアン
ジャック・ギルバートの詩を引用。

「イカロスの堕落は失敗だったのではなく、勝利の終わりに辿り着いたということ」

https://www.instagram.com/davidsylvian258/

3)BTSのSUGA。
インスタのストーリーで、
「先生へ。お別れの旅が平穏なものでありますように。R.I.P. SAKAMOTO RYUICHI」と追悼。
SUGAは子供の頃からのファンだったと、”戦場のメリークリスマス”のカバーを公開していた。

4)マッシヴ・アッタク

「2008年メルトダウンであなたのような巨匠とご一緒できて光栄でした。天才にして紳士」


5)バリー・ジェンキンス

「坂本龍一。完全なるレジェンド」


6)Alva Nato

「こちら側からあなたがいなくなったことを寂しく思っています。ものすごい喪失感で、現時点ではそれを凝視できないでいる。
彼と最も親しかった方々へ、お悔やみ申しあげます」


7)フライング・ロータス

「言葉が見つけられないでいる。だけどこの人からは静粛であることをすごくたくさん教わったから。
永遠に愛しています」


「この涙を受け止めに来て」


8)エドガー・ライト

9)坂本龍一が音楽が手掛けた『レヴェナント:蘇えりし者』の監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥがコメントを発表しないかなと思っているのだけど、現時点では見つからない。

その代わりに、今年の1月17日に発売となった坂本のソロアルバム『12』の時に坂本がインタビューに答えられる状態ではないからということで、NPRがイニャリトゥ監督にコメントをもらっている。

「坂本龍一の音楽を初めて聴いた時のエモーショナルな体験をものすごく鮮明に覚えています。僕はこの映画で、静粛が理解できる人と仕事がしたかったのです。つまりそれが坂本だったわけです。僕はメキシコシティで友達と車の渋滞にはまっていました。それで海賊版の日本のカセットテープを聴くことにしたんです。1983年のことです。ピアノの音が聴こえた途端に、その指が僕の脳を貫通し、頭蓋骨に宇宙からのマッサージでもされているようでした。それが”戦場のメリークリスマス”だったのです」


10 )デヴィッド・バーンも探しているけど今のところ見つからない。
『ラスト・エンペラー』公開から30周年の時に、NYの劇場でデヴィッド・バーンとの対談があった。それを観に行ったのも良い思い出だ。キャパ100人もない劇場で行われた。その時の写真。

昨日はピッチフォークが「ボーダレスな偉大さ」と書いていたけど、
NPRは「エレクトリックポップのゴッドファーザー」と書いていた。
GQは「今日の音楽の鳴り方を形成した人」とまで書いていた。

11)新作発表。
また最後に嬉しいニュースがある。新作の発表がNYで行われるというのだ。
『KAGAMI』という作品で、もともと6月に上演されることになっていて、予定通り行うそう。これまでにない「ミックス・リアリティ」の作品だそう。どのようなものになるのか想像もつかないので楽しみだ。会場はThe Shedでビョークの「コーニュコピア」が柿落とし公演された所だ。


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