先週は老舗文芸誌主催の”ニューヨーカー・フェス”というのがあった。
今年音楽部門で出演していたのは、ダーティ・プロジェクターズとBON IVER!!!!!だった。
ダーティ・プロジェクターズは締め切りの関係で断念し、BON IVERだけ行った。
うっ、それでひとつ恥ずかしいことが。
大ファンだとか言っておきながら、ボン・アイヴァーとずっと言っていたけど
ボニヴェアだった。全然違うやん!すいません(汗)。
まあということで。
この講演最初はいかにも文芸誌的な丁寧なバックグラウンド紹介の
インタビューがあり、
さらに、アコギライヴ!
そこで今日ここで1度だけ演奏してこの曲は死にます。と
言って演奏された新曲があった。『エマ』ではあるけど、
思い切りメロディがたくましくメジャーになっていた。
死にますということは、これから生まれ変わるということだと思う。
ショックだったのはこの日を最後に3年続いた長いツアー生活に
一旦区切りをつけると言ったこと。しばらく休んで
次の作品をどうするのか考えると。がーーーーーん(涙)。
しかしすごかったのが
その後のQ&Aセッション。
司会者が、「感想を語るのではなくて質問の形にして聞きましょう(笑)」と
最初に冗談(本気)を言っていたけど、
とにかく詰めかけたファンの質問が前のめり、前のめり。
みんなにとってどれだけ深く突き刺さっているのか痛いほどわかった。
感想を言ってはいけないと言われていたので、みんななるべく
我慢していましたが、徐々にどの曲が最高すぎて聴く度に涙が出るとか、
どのライヴが人生最高だったとか、短いコメントが付き
その後に真面目な質問が飛び交っていた。
「すいません。前から気になっていたのですが、
エマって誰ですか?」という悪意のない直球の質問も。
しかし、
ジャスティンがこれまたいい人で、とにかくひとつひとつに
真剣に長い応えをしていた。そこに、
またファンが半泣き状態。しまいには、教会みたいに
みんなが手をつないで歌いだしたらどうしようと
怖くなったほど。
バカな質問を考えてその場の空気を壊そうかとも思ったけど
『ニュームーン』のどこが泣けましたか?とか。
時間切れになるくらいファンが質問コーナーに並んでいたので
止めました(笑)。
しかし休暇か。せめて
『エマ』のライブ盤とかをその間に発売してくれないかなあ。
とそれも訊きたかった。
写真は今年のボナルーの号泣ライブから。