グリーン・デイからの手紙。奈良美智その2

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そうなんです。展覧会の作品の中に”DOORS”という文字通りドアがたくさんある展示があり、そのドアのひとつに、グリーン・デイのビリー・ジョーから奈良さんへ贈られたメッセージが貼ってあったのです。内容がこれがさすがにぐっとくるんですが、突然始まるところもまたよい。作家の名前間違えてるところもなんかいい。エド・ケインというのは、アメリカでも最も極悪な殺人犯のひとり。何しろ、人の皮を使ってランプシェードを作ったりしていた人……。

「Richard Bloch(注:本当はRobertの間違えと思います)という作家がいて、
彼は、40年代、50年代に、犯罪と恐怖に関する素晴らしい小説を書いたんだ。でも、
彼の作品が、実はエド・ゲインの犯した殺人のインスピレーションとなった、というのを読んだことがある。
Richard Blochはもちろん自分の書いた作品がエド・ゲインをインスパイアすることになろうとは思ってもなくて、
でもエドの殺人があったから、彼は『サイコ』という小説を書いたんだ。
(そして、これは後に素晴らしい映画〈注:ヒッチコックの『サイコ』です。念のため〉となり、
同時に、『悪魔のいけにえ』とか『羊達の沈黙』みたいな映画のインスピレーションにもなった。)

アーティストが殺人犯をインスパイアしたのか、はたまた、殺人犯がアーティストをインスパイアしたのか?

俺がここで言いたいことはつまり、俺たちが奈良氏をインスパイアしたことをすごくハッピーに思う、ということ。
そして、さらに嬉しいことは、彼は、斧を使うよりも、ペイントブラシを使うことのほうがずっと上手かった、ということなんだ。


ビリー・ジョー・アームストロング
カリフォルニア州オークランド」

奈良さんのところにはこうやって色んな方からメッセージが届くそうですが、ランシドのメンバーからも、「一緒にチームを組んで、三沢(プロレスの)を倒そうぜ!」とメッセージをもらったこともあるそうです。

興味深い音楽ネタも色々伺ったので、まだまだ続きます!

YNG
DOORS
2006
Mixed-media installation
Collection of the artist
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