感謝祭後の大バーゲン。アマゾンでマイケミ新譜2.99ドル、ウィーザー1.99ドル。

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アマゾンがデジタル部門で、iTunesからなんとかシェアを奪い取ろうと、破格の値段でアルバムを売ることがよくあるのです。ロッキング・オン12月号のコレポンのページでも一部紹介させていただきましたが。

感謝祭の週は、クリスマスショッピングを開始する時でもあるので、音楽業界的にも、今年の目玉が一気に発売になります。

というわけで、1年に1度くらいしか行かない電気屋BEST BUYにCDを買いに行きました。NINのリマスター、カニエ・ウエスト、ニッキー・ミナージュ、JAYーZのベストというところまでは、簡単に手がのびたのですが、さすがに5枚目になると、金がない……。しかし、どうしても聴きたいマイ・ケミカル・ロマンスの新譜。どうしようと悩んだところ、そうだ!アマゾンのデジタルなら安いかも、と調べたところ案の定3.99ドルで発売中でした。なので、即買ってしまいました。

そしたら、後からアマゾンからメールが来て、理由は知らんが、1ドルおつりが返ってきたのです。つまり、2.99ドルだったということ。同時に、あれっ、他の作品も超大バーゲンしている。ウィーザーの新譜はなんと1.99ドル。まだ買ってなかったから買おう、と買ってしまいました。つまり、それがアマゾンの作戦だったのかも……。

アマゾンの現在のデジタル部門売り上げトップ20を見ると、1位のピンク・フロイド“Dark Side of The Moon"も、ジョン・メイヤーも、ナショナルも、The xxも、ジャック・ジョンソンも、アーケイド・ファイアも、Lady Gagaも、Spoonも、The Walkmenも、Mavis Staplesも、Robert Plantも、LCD Soundsystemも、Sadeも、売り上げトップ20に入っているようなアルバムは全部1.99ドルです……。

スフィアン・スティーヴンスのレコード会社が、アーティストが精魂込めて作ったアルバムは、カフェラテの値段より価値があるはずです、と言っていたけど、1.99ドルじゃ、うちの隣のカフェじゃカフェラテも買えない。3.50ドルだもん……(おいしいけど)。

アーティストとどういう契約を結ぶのかは具体的には明かされていないけど、アーティストは損しないようになっているらしいので、たぶん売れれば売れるほどアマゾンが損する仕組みになっているはず。恐らくiTunesと戦うための宣伝費と考えているんだろう。実際私もこうして買ってるわけだし。

こんなに安くていいのか?と思いつつ、1.99ドルだったら、CDは買えなかったけど、今すぐ聴きたい、または、最初から買うつもりなかったけど、1.99ドルなら買うかも、という作品に手が出ます。デジタルは何しろワンクリックで買えてしまうのがよくも悪くも便利。

この間iTunesでビートルズが買えるようになって、一体今時ビートルズを持ってない人っているわけ?と誰もその”大ニュース”にずっこけましたが、あの売り上げ。CDは持ってるけど、CDからiTunesにダウンロードするのが面倒……という人達が実は結構いたのかもです。

日本のアマゾンのデジタル部門はどうですか??
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