TIMESの選ぶ毎年恒例”PERSON OF THE YEAR”に、今年はFacebook創設者のマーク・ザッカーバーグが選ばれた。
てかこの写真、加工したわけではないのだろうが、ロボット的というか、エイリアンみたいな写り方。カメラマンが意図してそう撮ったんだと思うけど。
マーク・ザッカーバーグの19歳の時の物語はご存知のようにすでにアカデミー賞ノミネーションは間違いなしの『ソーシャル・ネットワーク』で今年映画化された。さらに、もう1本彼についての映画を作る予定があるのだそう。で、その記事を随分前に見かけて、ブログに書こうと思ってその時書かず、今その記事をグーグルしたけど、見つからなかった……。『ソーシャル・ネットワーク』とはまったく違った視点の内容になると書いてあったような。
マーク・ザッカーバーグは、『ソーシャル・ネットワーク』に描かれているのは、自分ではない、と主張しているけど、映画を観て思うのはきっと、ザッカーバーグをこのTIMEの表紙のように、人間的ではなくて、ロボットみたいだ、ではなくて、その逆。むしろ、彼がより人間的に見えるはず。実際の本人のことまるで知らないので、わからないけど、もしかしたら、実際より人間的に描かれているかもしれないとすら思う。
ザッカーバーグは、「ハリウッドの人間は、シリコンバレーの人間がそれをただ作りたいから作っているだけなんだということが理解できていない」と映画に対してコメントしているけど、全っ然理解しているということは、カット最新号に掲載のトレント・レズナーのインタビューを読んでもらればわかると思う。トレントにとっては、「これがFacebookについての物語であるということはどうでも良かったんだ」「イスを作る人の物語でも良かったんだ」とまで言っているので。つまり、トレントが共感したのは、これが「何かをただ作る人」の物語だったからなのだ。そしてそのトレントの熱い発言こそ、デヴィッド・フィンチャーがトレントにサントラをお願いした理由なのだと思う。もちろんそれがフィンチャーがこの映画を作った理由でもあると思うから。
というわけで、最新号のカットよろしくお願いします。クリント・イーストウッドが表紙です。