フジファブリックのダンスビートは優しい


FAB STEPツアー、ファイナルのZepp Tokyoへ。

フジファブリック流のダンスロックを標榜した『FAB STEP』のツアーなので、過去曲も含めて踊れる曲多めのセットリスト。“パッション・フルーツ”や“ダンス2000”もやってくれた。

BOBOの抜けのいいドラムと加藤慎一の粘っこいベース、確かに踊れる要素満載なんだけど、フジファブリックがやるとファンクだろうがテクノだろうがどこか優しい雰囲気になるのが不思議。「踊れー!」と拳を突き上げるのではなく、心の底をそっと持ち上げるようなダンスビートだ。

来年は10周年。まだ具体的なことは決まっていないけど、山内総一郎は「期待しててください!」と言っていた。フジファブリックのことだから、きっと何かおもしろいことやってくれるはず。楽しみ。

あ、あと、今日のライブではニューシングル『LIFE』のリリースと、その表題曲がアニメ『銀の匙』のオープニングテーマになることも発表されたんですが、銀の匙ということで金澤ダイスケはスプーン曲げを披露。おもしろかったです。いろいろ持ってる人だなあ(笑)。