BECKのカニエ乱入事件に対する反応が素晴らしい
2015.02.10 10:36
昨日、発表されたグラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞する際に、カニエ・ウェストに危うく邪魔されるところだったベック。
観ている全員が、悪夢のテイラー・スウィフト事件(http://ro69.jp/news/detail/25914)の再来と思いきや、結局、壇上では何事もなかったが、そのあとカニエはアフター・パーティーで「ベックは芸術を尊重するべきだ。彼は賞をビヨンセに贈呈するべきだ」というようなことをインタヴューで発言。
まあ、かなり辛辣なディスのわけだが、それに対してベックの返答があまりも素晴らしい。
「カニエが上がってくるのを見て興奮したよ。なにしろ彼ほど壇上に上がるべき人はいないからね。この5年間で彼が何枚傑作を出していると思う?」
さらにカニエのビヨンセが受賞するべきだという主張に対しては……。
「ぼくだって確実に彼女が勝つと思ったよ。なにしろ彼女はビヨンセなんだからね!」
そしてカニエ本人については……。
「今でも(カニエは)大好きだし、天才だと思っているよ。自分も彼がやっていることを目指している」
http://www.ew.com/article/2015/02/09/beck-responds-kanyes-grammy-interruption
……くうぅ~、ベック、どんだけいいやつなんだよ。
ちなみにカニエの乱入映像は下記リンクよりチェックできます。
さらに、毎回、カニエの乱入事件の巻き添えを食らうビヨンセとジェイ・Zの動画もあるんだけど、これがめちゃくちゃ笑える。
http://www.complex.com/music/2015/02/kanye-interrupts-beck
確かにビヨンセだけではなく、サム・スミス、ファレル・ウィリアムス、エド・シーランと、爆発的な人気を誇るだけではなく、絶対的な評価を得て、まさに2014年の音楽シーンを象徴するアーティストがズラリとノミネートされていただけに、ベックの受賞は本年度グラミー最大のサプライズとも言える。
受賞した当の本人も相当驚いていたし。
ただ、『モーニング・フェイズ』が紛れもない名盤であることも確か。
なので、おめでとう、ベック!
そして、なんやかんや言って、グラミー賞は楽しい。(内田亮)