アース・ウィンド・アンド・ファイアー、来日ツアー初日はやっぱり幸せすぎるステージだった@新木場コースト

アース・ウィンド・アンド・ファイアー、来日ツアー初日はやっぱり幸せすぎるステージだった@新木場コースト
アース・ウィンド・アンド・ファイアー、来日ツアー初日はやっぱり幸せすぎるステージだった@新木場コースト
今年2月3日、モーリス・ホワイトの訃報から約半年、いまだ悲しみを抱きながら今日の初日を迎えたファンは多いと思うが、ライヴが始まった途端、そうした喪失感も、EW&Fの音楽への大きな愛に溶け込んでしまったんじゃないだろうか。彼らの放つ音のパワーに、やっぱり幸せな気持ちならざるをえないというか。

今回のメンバーは2013年のサマーソニックとほぼ同じ(ギターがグレッグ・ムーアからセルジ・ディミトリエヴィックに交代)。

フィリップ・ベイリー(リードVo&Per)、ラルフ・ジョンソン(Vo&Per)、ヴァーダイン・ホワイト(B)という70年代初期からバンドを支えたメンバー(全員1951年生まれの65歳)のプレイは強烈でかっこよすぎだが(ベイリーの高音やホワイトのベース・プレイのしなやかな美しさ!!)、
そこに若手のエネルギッシュなパフォーマンスと、
今はなき仲間へのオマージュが溶け合い、
濃密でポップな空間を生み出していく様子が素晴らしかった。

これ、野外で聴いたらさらに気持ちいいだろうな……
9月に聴く“セプテンバー”や、“宇宙のファンタジー”などの名曲に浸りながら、
明日17日(土)に行われるブルーノート・ジャズ・フェスティヴァル@横浜赤レンガでのトリのパフォーマンスを想像し、参加する人が羨ましくなった。

今年急逝したプリンスや、昨年今年と続けて来日したディアンジェロ、12月に来日するカマシ・ワシントンなどの存在によって、ここにきてアース・ウィンド・アンド・ファイアーの発明の偉大さを改めて実感することが多い。今回の来日ツアーは、その原点を体験するよい機会だとも思う。

下記、日本ツアーはまだまだ続く!

ライヴの詳細は、今後公開のライヴ・レポートにて。 (井上貴子)

9/17(土)ブルーノート・ジャズ・フェスティヴァル@横浜赤レンガ野外特設ステージ
9/19(月・祝) 名古屋国際会議場 センチュリーホール
9/22(木・祝) 大阪フェスティバルホール(ソールド・アウト)

今回のメンバーはこちら。  
フィリップ・ベイリー(リードヴォーカル、パーカッション)
ラルフ・ジョンソン(ヴォーカル、パーカッション)
ヴァーダイン・ホワイト(ベース)
フィリップ・ベイリーJr.(ヴォーカル)
モリス・オコナー(ヴォーカル、ギター)
デヴィッド・ウィットワース(ヴォーカル、パーカッション)
ジョン・パリス(ヴォーカル、ドラムス)
セルジ・ディミトリエヴィック(ギター)
マイロン・マッキンリー(キーボード)
ロバート・バーンズJr.(トランペット)
ゲイリー・バイアス(サックス)
レジナルド・ヤング(トロンボーン)
アース・ウィンド・アンド・ファイアー、来日ツアー初日はやっぱり幸せすぎるステージだった@新木場コースト

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