ストラッツ、初単独にして破格の盛り上がり! なんとボウイのカヴァーも@WWW X

ザ・ストラッツ、好きにならずにはいられないバンドだと、初の単独ライヴを観てさらに実感した。
熱くて、きらきらしていて、エネルギッシュで、とにかくがむしゃらなのだ。
「愛も、苦悩も感じたい 誇りも、恥も感じたい」
という歌詞そのままに。
こんなロックバンド、久しぶりに観た。

投げキスに、3度の衣装替えに、日本語で「ダイスキ!」を連発。
フロアも、ハンドクラップやコール・アンド・レスポンス、サビの大合唱など、初の単独公演とは思えないほどのリアクションでバンドに応える。
それもこれも、ルーク・スピラー(Vo)の煽り方が絶妙なのだが。

「イギリスでバンドを結成した時から日本に来たかった」とMCで語っていたが、
日本とバンドとの相思相愛ぶりが感じられた。
と同時に、どんな国に行っても、彼らはこの享楽的なパワーで、リスナーを強引に巻き込み、虜にしていくのだろう。

ストロークスとクイーンが合体したような“Could Have Been Me”や、
ストラッツ版“悪魔を憐れむ歌”とでも言いたくなる“Kiss This”など、
ロックの美味しいとこどりの楽曲群は、生で聴くとさらに楽しくて、曲が終わってしまうのがせつないほどだった。

今日、東京公演の本編最後では、スペシャルとして、デヴィッド・ボウイの“レベル・レベル”も披露した。

「すぐ帰ってくるよ!」とMCで言っていたが、本当に、次が早く観たい。(井上貴子)

※記事初出時、内容に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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