U2表紙+夏フェス別冊ガイド、という激熱なロッキング・オン最新号が発売された。
そしてこの号のもう一つの見所は、なんと
30年前の名盤U2『ヨシュア・トゥリー』(1987年)と、
20年前の名盤レディオヘッド『OK コンピューター』(1997年)と、
50年前の名盤ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ』(1967年)と、
という歴史的アルバム3作を一冊に記事掲載できたという点!
それぞれの最新盤がリリースされ、同時に聴ける&記事を掲載できるというのは、なんと幸せなことだろうと思う。
そして、忘れてはならない作品があと二つ。
ひとつは、1977年の名盤といえば、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ『エクソダス』。ジャマイカでの政治抗争に巻き込まれ、暗殺未遂事件に巻き込まれたボブ・マーリーが、パンク全盛のイギリスに脱出し作った作品。息子ジギー・マーリーのミックスにより、40周年盤がリリースされた。
これらロック史の歴史を変えたといってもいい4作の裏テーマ、というか共通点は、
「自己変革」と「移動」にあると思うが、いかがだろう?
そしてもうひとつ、こちらも今月号で特集しているプリンスの『パープル・レイン』(1984年)のデラックス盤。実は2014年の30周年にリリースする予定で、プリンス本人がリマスター監修し、つまり3年遅れての周年盤となってしまったわけだ。
彼自身が語った貴重なインタヴューとともに楽しんでいただきたい。