最新号ロッキング・オンには、NINのインタヴューも掲載中。
中村明美さんのインタヴューによると、ニュー・シングル『アッド・ヴァイオレンス』(この作品はほんと5曲とも最高!)の“ディス・イズント・ザ・プレイス”は、昔の『ツイン・ピークス』の時に書いていた曲だという!
なお、本誌のインタヴューでは、共演した『アウトサイド』ツアーについてもトレントは言及していて、それが本当に感動的で泣けるのだ。
この話題については、後ほどゆっくり。
『ツイン・ピークス』の話に戻るが、ご存知のようにボウイは映画版で、FBI捜査官として登場した。
『ツイン・ピークス~ローラ・パーマー最期の7日間』では出番は少ないが、リンチが未公開映像を編集した『もうひとつのローラ・パーマー最期の7日間』(ボックス収録の他、WOWOWでも放映)では、登場シーンも多く、もっと深く彼の謎に迫っているので、ファンは絶対チェックすべき。
(ちなみに『もうひとつ~』だけ観ると、エピソードに踏み込みすぎていて話がわからなくなるのでご注意を)。
今回の『~The Return』には、デヴィッド・ボウイも登場する予定だったそうだが、残念ながら実現しなかった。
しかし彼が演じたフィリップ・ジェフリーズは、「行方不明の捜査官」として引き続き登場していて、第2話では声も出てきた(それも本当にジェフリーズかどうかはわからないように濁してはあったが)。
ちなみにボウイは、リンチ作品の音楽を手掛けるアンジェロ・バダラメンティと、ガーシュウィンのトリビュートにして、チャリティー・アルバム『レッド・ホット+ラプソディー』で共演している。
収録曲は1曲だけだが、“ア・フォギー・デイ・イン・ロンドン・タウン”の歌が歌詞も含め実にボウイらしくて素晴らしい。
当初バダラメンティは自分で歌う予定だったが、ボウイの熱望により実現したという(U2のボノも歌いたかったそうだが、ボウイが一足早かったよう)。
…と、リンチとボウイとNINの関係についてはエピソードが尽きないが
(先日NINのライヴでのボウイの“アイ・キャント・ギブ・エブリシング・アウェイ”も素晴らしすぎたし!)、
本日21時の放映を待ちながら、色々と復習してみては? (井上貴子)