レコード・ストア・デイというのをご存知だろうか?
アメリカではすっかり定着しているが、
インディペンデントなレコード店によるお祭りで、
お店に行ってレコードを探して買うというプロセスを、
今こそ大切にしよう……という趣旨の「レコード屋の日」だ。
ダウンロードや大手量販店による薄利多売が増えているいま、
レコード店の楽しみや喜びを多くの人に知ってもらいたい。
そんな思いを抱いているのは当のレコードショップだけではないらしく、
レーベルやアーティストが全面的に協力して、
いろいろなイベントやスペシャル・コンピがリリースされる。
RO69のニュースにもNME配信の記事が載っている。
で、じつは今年、このレコード・ストア・デイが日本にも上陸するのだ。
本家公認のオフィシャル企画で、
全国のレコードショップやライヴハウスが参加して、
さまざまなイベントが計画されているらしい。
もしかしたらあなたのご近所のお店も参加しているかも。
個人的にもお店行ってレコードやCDを買うのは大好きなので
(iTunesでダウンロードするのも全然ありだと思うが)
最近小さなお店がどんどんなくなっていっている状況はやっぱり悲しい。
もちろんアメリカやイギリスと日本では文化もシーンの構造も違うわけだけれど、
レコード店のネットワークがインディ・ミュージックを支えている状況は同じ。
個性的な選択眼をもったお店がないと、面白い音楽が行き場を失ってしまう。
興味ある人はイベントのマイスペースを見てみてください。
公式サイトも準備中のようです。
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=1004219017
写真は佐藤弘の『陽気で哀しい音楽に』という小説。
渋谷からレコード店がひとつ、またひとつと消えていくという話です。
これ読むとレコード屋さんに行きたくなります。(小川)