19年ぶりの衝撃が日本を駆け抜ける――レディオヘッド待望の来日公演が決定! 5人はいま、何を描き足すのか? カオスの世界に響くアンセム、そして陶酔のステージ。その現在地を追う

19年ぶりの衝撃が日本を駆け抜ける――レディオヘッド待望の来日公演が決定! 5人はいま、何を描き足すのか? カオスの世界に響くアンセム、そして陶酔のステージ。その現在地を追う

現在発売中のロッキング・オン11月号では、レディオヘッドの論考記事を掲載しています。以下、本記事の冒頭部分より。

文=伏見瞬レディオヘッドの単独来日公演が決定した。開催は2027年6月。単独公演としては2008年以来19年ぶり、最後の来日となった2016年のサマーソニックから数えても11年ぶりとなる。2025年に7年ぶりのツアーを行った彼らが、2027年にはオーストラリアと、ここ日本でツアーを行う。まずは公演の詳細を確認しておこう。開催は2027年6月8日、9日、11日、12日、13日の計5公演。会場はGMOアリーナさいたまである。平日の8、9、11日は19時、土日の12、13日は18時開演。アリーナスタンディングが2万6000円、SS指定席3万円、S指定席2万5000円、A指定席1万8000円、B指定席1万5000円。SS指定席に特別グッズと物販先行入場が付く「ファスト・トラック・ステータス」パッケージは5万9800円となる。日程、席種ともに複数の選択肢があるが、考慮したいのは、レディオヘッドのライブは日によって内容が異なる点だ。ほとんどのバンド、アーティストは、ツアー中に大きくセットリストを変えることはない。しかし彼らは、ツアー中でも頻繁に曲の流れや、やる曲自体を変えるバンドとして知られている。どの日に行ってもやる曲は同じ、というツアーではない。ある晩に演奏された曲が翌晩には消え、別の曲が現れる。今回の来日へとつながるのが、2025年に行われた7年ぶりのツアーである。11月4日のマドリード公演を皮切りに、ボローニャ、ロンドン、コペンハーゲン、ベルリンの5都市で各4公演、計20公演を開催。トム・ヨークの喉の感染症による延期を挟み、12月16日のコペンハーゲン公演で幕を閉じた。このツアーでは、二つのセットリストを公演ごとに交代で分け、その上で公演ごとにマイナーチェンジするというスタイルだった。来年のツアーが、同じスタイルを踏襲するかもわからない。私自身、来日公演でその予測のつかなさを経験している。2001年には、『パブロ・ハニー』収録の“ラーギー”と、ニール・ヤングのカバー“シナモン・ガール”を聴いた。『キッドA』『アムニージアック』によって、それまでのギターロックの形式から大きく離れた時期のことである。そのステージに、デビュー作のエモーショナルな楽曲と、ニール・ヤングのリフロックが現れた。ずっと封印していた曲が、急に復活する。あるいは、突然思いもよらないカバーを披露する。そのステージでは、ギターをかき鳴らすロックソングが、別の響きを持って聞こえた。(以下、本誌記事へ続く)
レディオヘッドの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。
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