邦題について

邦題について

昨日は猟盤の日。

いろいろチェックしたのだけれど、最も楽しみにしていたのがREMのセカンドのデラックス盤再発。
かつての日本盤の邦題は『夢の肖像』。
『Reckoning』という原題とはまったく違うが、当時のREMをめぐる日本の空気感が伝わってくる。
個人的には、こういう邦題の付け方は嫌いじゃない。
揚げ足をとりやすいが、逆に当時の雰囲気を知る資料となることもある。

パンテラのメジャー4作目は原題が『The Great Southern Trendkill』だが、やっぱりジャケを見ると『鎌首』のほうがしっくりくる。これに関しては、原題を口にしたことはほとんどなかった。そして、当時の日本のパンテラをめぐる状況は『俗悪』だったし、『脳殺』だったし、『鎌首』だった。

マイクを1曲ごとに高速で床に投げつけるフィリップ・アンセルモの初来日の姿は今でも目に焼きついている。

『Reckoning』のデラックス盤は当然のことながら、素晴らしい。
今のところ、日本盤でのリリース予定はないみたい。
昔の盤は音がモコモコしていたが、格段にクリアになっている。(古川)
rockin'on 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on