ジョーさん


前のエントリーでも書いたが、
バカテク・ブルース・ギタリストとして
ブルース界で注目を浴びているジョー・ボナマッサの
ライヴに行ってきた。

もちろん、そういう人なので上手い。
死ぬほど上手い。
特に、本編最後のほうでやった
アコギの早弾きなんかはとんでもなかった。
当たり前だが、サポートのバンドも上手い。
さりげなかったが、あのベーシストの上手さはなんなんだ。
初めての日本盤としてベスト盤が出たばかりなので
セットリストも申し分なかった。

だけど、一番興奮したのが、
本編最後にやったツェッペリンのカヴァーのくだりというのが
自分でもロック・リスナーとして正直だと思う。

フェスが定着して以降、
ライヴの上手さでオーディエンスの支持を獲得するバンドが増えたが、
正直言うと、最近は下手でもいいから、
表現としてビックリさせてくんねえかなあ、と思うことが多くなった。
上手いに越したことないけど。

そんなバンドが観たい今日この頃。
中村明美のブログで書かれている
ホワイト・ストライプスのドキュメンタリーが観たい。
彼らも、テクだけで言えばそんなに上手くないけど、
圧倒的なパフォーマンスをその表現によって完成させたバンドだ。(古川)
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