ラ・ルー@UNIT

ラ・ルー@UNIT

昨日は代官山UNITで行なわれたラ・ルーのライヴへ。

デビュー・アルバムからのシングル“ブレットプルーフ”が
UKで1位を獲得。アルバムもUK初登場2位と、
今年のガールズ・パワーを象徴するようなラ・ルーだが、
とにかくエリー・ジャクソンの、
あの髪型を生で見るだけでも行った価値あり。
当然のことながら、あれは確信犯だろう。

KITSUNEの二人も言っていたが、
まさに存在だけでもコンセプト・アートみたいになっている。

そして、キーボード・プレイヤー2人に、
エレドラが1台という、すべてエレクトロな楽器だけで
構成されたバンド体制も斬新。
そのサウンドをバックに、エリージャクソンが
叙情的に歌い上げるという、このギャップこそがラ・ルーのキモだと思う。

ライヴは、前半はゆっくりと入りながら、
後半で一気に盛り上げる展開。

生で体験して、あらためて思ったのは、
ラ・ルーの曲はそんなにテンポが速くないこと。
実は、メロディのソングライティングで
あのフロア感を作っているのがよく分かった。


シルヴァー・ウィークは、ウォリアーズ・ダンス・フェストをはじめ、
A‐トラックに、ジェイムス・ホールデンに、ディプロに、
カルヴィン・ハリスにと、現在のダンス・シーンを開拓する
アーティストが多数日本に集結していた。

僕がこのなかで実際に観られたのは、
ウォリアーズ・ダンス・フェストとジェイムス・ホールデンだが、
ジェイムス・ホールデンは、
いきなりアニマル・コレクティヴをかけた冒頭に象徴的な通り、
ロックも、ミニマルなハウスも、彼の音源に顕著な文学性も
見事にミックスしたプレイは、目から鱗が落ちる思いだった。

今年はエレグラも開催されるし、
KITSUNEエリアが作られるWOMB ADVENTUREも2年目を迎えるが、
ロック・リスナーのためのフロアが増えている。(古川)
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