ジョン・メイヤーとの至福の時間

ジョン・メイヤーとの至福の時間

今日はJCBホールで行なわれたジョン・メイヤーの来日公演へ。

1曲目の“Heartbreak Warfare”を終えて、第一声となった「オッス、トーキョー、イラッシャイマセ、ゲンキデスカ」というMCが象徴的だったが、とにかくお客さんに観に来てもらってるからには、自分が「商品」であることを非常に自覚している人なのだと思う。同時に、自分のミュージシャン・シップがあれば、絶対に満足してもらえるということも。

まず2曲目のロバート・ジョンソンのカヴァー“Crossroads”で昇天。ド派手なフレーズを弾きまくるわけではないのだが、このブルースの大教典のツボを完全に押さえたプレイで圧倒。

その後は名曲の嵐。ファーストから“No Such Thing”をやり、ソロ・アコースティック・パートでは“Stop This Train”と“Your Body Is A Wonderland”をやり、アンコールでは“Bigger than My Body”も。

頻繁に日本に来てくれる人ではないので、結局“Daughters”をやらなかったのは残念だが、でもほとんどの人は大満足だったはず。

単なるシンガー・ソングライターでも満足できないし、凄腕のギタリストというのだけでも満足できない。そうした自我が、エンタテインメントであることときちんと結び付いているのだと思う。しかし、この人はいい曲をたくさん持っている。

“Friends, Lovers Or Nothing”“Half Of My Heart”といった新作の曲が、ちゃんとショウのハイライトになっていたのも驚いた。(古川)
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