MGMT新作、聴きました? インタヴュー、読みました?

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ニュース欄でもがっつり紹介しているように(http://ro69.jp/feat/mgmt201309)、MGMTの通算3枚目となる新作『MGMT』を、現在このサイト内の特集ページで、独占的に全曲ストリーミングしています。
是非、聴いてください!

http://ro69.jp/feat/mgmt201309

これぞ、トリップ・ミュージック。
その”トリップ”にはもちろん"ぶっ飛び"という意味合いも含まれているが、世界との距離をちょっとでも縮めてくれるポップ・ミュージックを模索した彼らのパーソナルな"旅"がここには描かれている。
面白いのは、その"ポップ・ミュージック"の解釈だが、MGMTのふたりが思うポップ・ミュージックとはなにも、万人受けするヒットのことではない。
実際に不本意にも"キッズ"がそのようなヒット・チューンになったわけだが、それで彼らと世界の距離が縮まったかっていうと、むしろその真逆で、世界に対する彼らの不信感は増すばかりだった。

「僕らはある意味今回最もポップな曲を作ったと言えて、というのも、このアルバムで人が本当に共感できるものを描いたつもりだから。なぜなら、このアルバムは、物事の本質についての真実を言い当てた作品だと思うんだ。(中略)世の中のいわゆるポップ・ソングには、キャッチーなヴォーカルがあっても、そこで歌われているのは、まったくリアルについてではなかったりする。(中略)だけど、僕らは、本当の意味でのポピュラーなミュージックを作ったつもりなんだ」

これはロッキング・オン10月号に載っているMGMTのインタヴューで、ベンが語った言葉だけど、まさに新作はそのような作品なのである。
だから、最初に聴くと、サイケでアシッドでディープで、ちょっと難解なアルバムに思えるが、それこそがMGMTの本質であり、彼らの本気のコミュニケーションが詰まっているこの作品はそれだけ感動的なのだ。

とにかく聴いてください。
そして、ふたりの、それこそディープなインタヴューをぜひ読んでください!(内田亮)
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