今更、彼らをミクスチュアー・ロックと呼ぶ人はいないかもしれないが、彼ら独自のグルーヴとメロディーが圧倒的な普遍性を持ったものとして、最強であることを証明するパフォーマンスだった。
最新作「ゲッタウエイ」も、彼らの持つスタイルの普遍性を、もう一度2016年に提示することがデンジャー・マウスのプロデュース方針だったと思う。
それは成功し、ライヴも同じ方向で作られていた。
ミュージック・ビデオにはスケボーまで登場し、レッチリがその原像を確認しているようにさえ見えた。
代表曲の連発、運動量の大きいステージング、アンコールに逆立ちで登場したフリー、どれもが期待されるレッチリの普遍を表現していた。
フリーがMCでカマシ・ワシントンに触れたのが嬉しかった。
フジロックでレッド・ホット・チリペッパーズを観る
2016.07.25 00:00