ブラフマンの武道館ライブは、一大エンターテイメントだった。

ブラフマンの武道館ライブは、一大エンターテイメントだった。
ブラフマンにエンターテイメントという言葉は似合わないかもしれないが、昨日のライブは他に形容する言葉がみつからない。
とにかく2時間があっという間に過ぎてしまう。
あの武道館の空間を、あれほど有効に使ったライブを見たことがない。オープニングの映像が武道館の天井一杯に映し出され時に起きたどよめき、その驚きの演出は形を変えながら最後まで観客を魅了し続けた。
あれだけのゲストが登場すると、多少はとっちらかるのが普通だが、完璧な転換と完璧なMCで見事に進行していく。
紅白なんかより、よほどプロフェッショナルな進行に舌を巻く。
締めるところは締め、笑いをとるところはしっかり客をつかむMCは、いつも以上に快調。噛むこともなく、淀むところもなく、まるで台本を読むように最後まで走り抜けた。
もう誰もが認めることだがTOSHI-LOWはとても知性的なアーティストである。武道館という舞台で肉体を封じられた時、彼は自らの最大の武器である知性によって、あの空間に勝とうした。そしてそれは見事に成功した。
これまで誰もやったことのない、映像、照明、演出で誰も見たことがない武道館ライブを実現してしまった。
最初にブラフマンにエンターテイメントという言葉は似合わないと書いたが、彼らほどエンターテイメントという言葉が似合うバンドはいないことに、改めて気付かされるライブでもあった。
ひょっとしたら彼ら自身も、改めてその自らの本質と向き合ったライブだったのではないか。
写真はお客さんに配られた記念のメダル。
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