カーディガンの中の「誰とでも友達という人は、誰とも友達ではない」という一節は、テイラーが歌うととても重くてリアル。パーソナルなモチーフを歌いながら普遍へと繋げる歌詞が見事。

カーディガンの中の「誰とでも友達という人は、誰とも友達ではない」という一節は、テイラーが歌うととても重くてリアル。パーソナルなモチーフを歌いながら普遍へと繋げる歌詞が見事。
この一節はアリストテレスからの引用らしい。
このアルバムもこれまでの作品と同じように、パーソナルなテーマを彼女独特の方法で、普遍的なストーリーへと昇華していく歌詞が多い。
いわゆる文学的であったり、抽象的で難解であったりすることはない。あくまでもポップ・ソングの歌詞である。
今回は音がインディー・フォークな衣装をまとって、ある意味、文学的な匂いをさせているが彼女の歌詞に向かう姿勢は一貫している。

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