フェスの可能性は無限だ。その可能性に挑戦していけばいくほど、祝祭空間としての性能は上がっていく。そんなことを強く感じながらの設営。これが音響をパワーアップする新兵器の強力スピーカー。

フェスの可能性は無限だ。その可能性に挑戦していけばいくほど、祝祭空間としての性能は上がっていく。そんなことを強く感じながらの設営。これが音響をパワーアップする新兵器の強力スピーカー。
雨の中の設営はなかなか厳しいけど、出来上がってくる会場に凄い手応えを感じて楽しくて仕方ない(笑)
僕のフェス作りの基準のひとつに常設感がある。つまり、常設の施設のように、導線やステージが作られていると感じられるフェスは優れているという考えだ。
言うまでもなくフェスは既存の施設に、臨時でステージや導線を作って開催される。とても自由度が低く、制約も多い。だからステージが見にくかったり、導線が不便だったりする。いいフェスは、まるでステージや導線が常設のもののように感じられる。今年のジャパン・ジャムは、その常設感が凄い。あるべき所に、あるべき大きさのステージがあり、導線もこれしかないというものになっている。それがひとつひとつ出来ていく手応えに興奮している(笑)
このスピーカーもそうだ。二つのライブ・エリアのPA卓後方に立てられている。このステージ位置にしたことによって実現した施策だ。近隣への迷惑なく、ステージ同士の音かぶりなく、ライブ・エリアの音量アップが可能になった。
正直、ここまで来るのは大変だった。初年度の砂嵐から、乗り越えなければならないことは多かった。公園や地元のご協力がなければ、とてもここまで来ることはできなかった。それだけに今年の会場の常設感には達成感がある。無論、ここからも前に進んでいくが、まずは参加者の皆さんに今年のジャパン・ジャムを体験して欲しい。
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