レディー・ガガ、日本公演を観る。誠実に一生懸命、最良のスタジアム・ライブを作る姿勢に感動する。

レディー・ガガ、日本公演を観る。誠実に一生懸命、最良のスタジアム・ライブを作る姿勢に感動する。
昔、レディー・ガガがここまで世界的なスーパースターになる前、「入ったお金は、全てライブに投入する」と言っていた。とにかくお客さんを喜ばしたい、それが自分の使命だと彼女は思っていた。実際に実行して、一時は予算をかけすぎて財政危機になったという噂もあった。
今回のツアーも凄いスペクタルなステージになっている。もう財政危機になる心配はないが、入ったお金は全て使うという思想は基本的には変わっていない。
ショーはいくつかのアクトに別れていて、ライブのオープニングとアクト1の始まりの時、ガガは寝た状態で登場する。どう見ても歌いにくそうだった。でも、そんなことは関係ないのだろうな、と思って見ていた。
彼女にとって優先すべきは、お客さんの喜びであって、必要なら逆立ちでも歌ってみせるくらいの気合いに貫かれたステージだった。スペクタルなショーは、最後のセンター・ステージでの弾き語りのアクトで、見事にパーソナルでリアルなガガの感触を僕たちに与えて大団円を迎える。
彼女からたくさんのものを貰えた満足感を、あの場にいただれもが感じたのではないか。
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