次号のSIGHTでは、現在発売中の最新号に続いて原発の特集を組む。
たくさんの方に今回も取材させていただいている。
話しを伺う度に、このテーマの重さと、向き合う事実の深刻さ思い知る事になる。
田中三彦さんは福島第１原発の４号機製造にかかわられた技術者の方。会社を退職後、実はその４号機は当初歪みがあり、それを法規違反する形で修正したと、告発をされた方である。
その衝撃的な事実を明らかにしたのは、今回の事故の前だった。それ以降、原発の持つ危険性について、開発にかかわった技術者の立場から、積極的に発言をされている。
今回の取材でも、この事故の深刻さと、これを乗り越えていくことの困難さを、技術のレベルから分かりやすく、かつ冷静に語っていただいた。
午前中の取材だったのだが、伺ったお話の内容の衝撃の余韻を１日引きずってしまった。