明日からのツアー最終公演に向けてのKREVAの率直な言葉が彼のホームページにアップされている。
チケットの売れ行きが良くない事を明らかにし、是非来て欲しいと呼び掛けているのだ。しかもツイッターでは「結論から言うと、最終公演のチケットが…売れてない。いや！全然売れてない！」といった限りなくストレートな表現だ。
ここまで書かなくても、という意見もあるようだが、凄くヒップホップだと思った。ロックにしろ、ヒップホップにしろ、最終的には音楽スタイルの事ではなく、どう現実と向き合うか、という姿勢の事だと僕は思っている。
ヒップホップは言葉だ。既存のポップ・ミュージックの言葉が現実のリアルに拮抗できなくなった時に生まれた新しい言葉ありきの音楽だ。
ヒップホップを表現のスタイルとして選択したという事は、そのリアルな言葉を選択したという事だ。
この最終公演に向けたKREVAの言葉は、まぎれもなく彼のヒップホップとしての表現である。
凄くライブが楽しみ。
写真は先日行われたＧＯ！ＦＥＳの時のもの。
２回続けて大トリを勤めてくれた。この時も震災で前回が開催できなかった事を踏まえ、今年開催出来た事の意義を見事にＭＣで言葉にしてくれた。僕を含め多くのスタッフが泣きそうになった瞬間だった。