【JAPAN最新号】KICK THE CAN CREW、堂々の復活二作目。日本屈指のヒップホップ・レジェンドが、25年経っても最先端でいられる理由を探る

【JAPAN最新号】KICK THE CAN CREW、堂々の復活二作目。日本屈指のヒップホップ・レジェンドが、25年経っても最先端でいられる理由を探る

今、いろんなヒップホップがある中でも、このアルバム、すげえヒップホップだなと思う(MCU)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』5月号にKICK THE CAN CREWが登場!

キック、堂々の復活二作目。
日本屈指のヒップホップ・レジェンドが、25年経っても最先端でいられる理由を探る

インタビュー=兵庫慎司 撮影=荒木勇人


出すアルバムは度々数十万単位のセールスを記録し、アリーナ規模の大会場でライブをやり、地上波の音楽番組にあたりまえに出る――つまり、日本で最初にメジャーブレイクしたヒップホップ・グループのふたつのうちのひとつ(もうひとつはRIP SLYME)が、2022年の今も活動していて、新しいアルバムを届けてくれて、しかもそれが「変わらないでいてほしい部分」と「聴いたことがない新しい部分」を併せ持っている、という事実は、本当にうれしいことだと思うし、かなり奇跡的なことだとも思う。KICK THE CAN CREWのニューアルバム『THE CAN』。本人たち曰く「夏という言葉を使わない夏の曲」である“イツナロウバ”の冬版である、リード曲“Boots”。2017年の復活の時、「“マルシェ”みたいな曲を求められたら再始動しなかった」とKREVAは言っていたが、「あ、じゃなくて、今だったらこうなるということなのか」と納得させられる“YEAH! アガってこうぜ”。今のこの時代だからこそ、こういう曲を作ったことがひしひしと伝わってくる“玄関”。どの曲もいちいちグッとくるし、ハッとさせられる。前作『KICK!』から約5年。メジャーデビューアルバム『VITALIZER』からは約20年。初めて本誌に登場したのはさらにそれより前、インディーでリリースされた最初のシングル『タカオニ/カンケリ』の時だから、約25年の月日が流れていることになるが、ヒップホップ・アーティストとしても、音楽クリエイター集団としても、一貫してよくなり続けているままだ、この人たちは。(兵庫慎司)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年5月号より抜粋)


【JAPAN最新号】KICK THE CAN CREW、堂々の復活二作目。日本屈指のヒップホップ・レジェンドが、25年経っても最先端でいられる理由を探る - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年5月号『ROCKIN'ON JAPAN』2022年5月号
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