サマーソニックでディアンジェロを観た

サマーソニックでディアンジェロを観た
化け物のようなドラマーと狂ってるとしか思えないベーシストが、
もう土台から普通じゃないファンク・ビートを繰り出している時点でもうこっちは負けている。
そこに余裕の構えでディアンジェロ大王が言葉と概念を流し込んでくる。
もう為すがままである。
異常な気持ちよさ。

あれだけはっきりとした政治的メッセージに満ちたアルバムをリリースした後たから、
もう少し説教臭いライブになるのかもと思っていたが、全く違った。

ぐにゃんと狂っているのに、実は一万分の一の精度でピッタリと合っている、
そんな本物のファンクの真髄を親しみやすい形で僕らに見せてくれた。
でもその親しみやすさの奥には、ブラックホールのようなファンクのダーク・エナジーがあるのが見えた。
素晴らしいライブだった。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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