本当にこのツアーにぴったりのタイトルだ。
激しい曲も静かな曲も、上がる曲も悲しい曲も、
自由に思うままにセットリストに織り交ぜながら、全体にリラックスして進んでいく、
そんなツアー。
ストレイテナーのライブといえば、激しい曲の並びの中に静かな曲が所々入ってくる、みたいなパターンをイメージしがちだが、
今回は特に「激しいパート」と「静かなパート」の区別はなくて、どの曲がハードでどの曲が静かめなのかということすらわからなくなってくるぐらい、
すべてがゆったりと溶け込んでいるような印象だった。
こんなにジャストフィットな自分達のライブのスタイルを確立して楽しんでいる姿は、きっと後輩ミュージシャンたちから見れば羨ましく感じると思う。
今回のツアーで、テナーは大人のロック・バンドの見本を見せてくれたような気がする。
