圧巻、と言っていい素晴らしいライブ。
ジャスティン・ヴァーノンのギターと歌を補完するためのバンドかと思っていたがそうではなく、
ツインドラムに女性コーラスが3人とギター、ベース、キーボード2人いう特殊なバンド編成による完全にモダン・デザインされたバンドアレンジで、レディオヘッドのライブを観ているのと変わらないダイナミズム。
でも音楽性の基本はフォークで、既成のロック的な熱に頼らないところが完全に新しい。
少しはインディー的なエクスキューズを感じさせるかなと想像していたが、
そういう言い訳もアマチュアリズムも一切ない、非常に洗練されたものだった。
ボン・イヴェールは、2010年代のインディーもグラミーも地続きなポップミュージック界を象徴するアーティストなのかもしれない。
ボン・イヴェールの来日公演を観た
2016.02.29 21:31