ベックをフジロックで観る

ベックをフジロックで観る
ベック、いきなり最高!!
スーパーヘヴィーなギターリフの「デヴィルズ・ヘアカット」から始まった序盤は『メロウ・ゴールド』と『オディレイ』からの曲を連発。
しかもかなりハイパーなノリ。
ドラムなんかツイン・バスドラだ。
そしてベック、元気。そしてアッパー。
水玉のブラウスにライダースのレザージャケット。
めちゃくちゃかっこいい。
「フジロック、20回目だよね。僕は1回目と2回目にいたんだよ」
というファミリアーなMCでさらに会場のテンションは上がる。

やがて、アルバム『シー・チェンジ』と『モーニング・フェイズ』の静か目の曲のブロックへ。
2枚とも毎日と言っても大げさではないぐらい聴いているアルバムなので(そういう人、多いんじゃないかな)、なんか日常が昇華されたような、報われたような(上手い表現が見つからない)気持ちになれた。
そして去年出た新曲「ドリームス」から「セックス・ロウズ」などアッパーな曲で後半を盛り上げたかと思いきや、まさかのお色直しで純白のスーツ姿に。
そしてエンディングはキラーの「ホエア・イッツ・アット」。
曲の途中の、ボウイやプリンスの曲をやりながらのメンバー紹介も楽しかった。


ベックの20年間の右往も左往も浮きも沈みも、すべてをエンタテインメントとして最新にアップデートして総覧させてくれた、そんなステージだった。
ベック、またここから始まりそうだなと予感させるライブでもあった。

ベック最高。
素晴らしいステージだった。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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