J-ROCK、J-POPの最高水準に立つ日本を代表する3バンドであると同時に、80年代にバンドをスタートした50代の同世代でもあり、そしてまた一度のメンバー・チェンジもなく活動してきたレジェンドでもあるのだから、もうこの競演が決まった時点ですでに奇跡なのである。
それにしても3バンドとも、凄まじい演奏と歌だった。
今更だけど、スピッツの曲とマサムネの声の至上の心地よさ。
ミスチルの桜井の声と体から放たれるエネルギーの凄さ。
そしてライブの行方がどっちに行こうがそこにリアルなロックが現出するエレカシ宮本の感性とパワー。
本当に奇跡の3バンドだ。
スピッツ流のエレカシ「浮雲男」のカバー、最高。
そしてメンバー全員黒のジャケットを着たミスチルの「太陽ギラギラ」のカバーと「やさしさ」の頭を歌ってからの「名もなき詩」への流れ、最高。
ラスト、マサムネも桜井も歌った全員での「ファイティングマン」。
エレファントカシマシの30年の最高のお祝いの瞬間だった。
JAPANの次号は宮本浩次のシングル・インタビューなので、その次の号でこの日のレポートをロングページで展開しようと思っています。