セカンド・アルバムまでのドラマ性、『リザード』『アイランズ』でのジャジーなフェアリーテイル、『太陽と戦慄』から『レッド』までのヘヴィーネスとフリクション、そして『ディシプリン』以降の幾何学的なビートと、
オールタイム・キャリアのそれぞれの時期に内包されたそれぞれの本質をわかりやすく抽出してプレゼンしてくれたライブだった。
フリップがシグネチャーなフレーズを正確に弾き、メル・コリンズが叙情性を奏で、3人のドラマーがビートとヘヴィーネスを過不足なく供給した。
とても明快なライブだった。
第1部
01. The Hell Hounds Of Krim
02. Discipline
03. The ConstruKction Of Light
04. Peace - An End
05. Neurotica
06. The Letters
07. Breathless
08. Epitaph
09. Larks' Tongues in Aspic Part IV
10. Islands
11. Easy Money
12. Indiscpline
第2部
13. Devil Dogs Of Tessellation Row
14. Lizard
Bolero
15. The Court Of The Crimson King
16. Radical Action
17. Radical Action III
18. Meltdown
19. Radical Action II
20. Larks' Tongues In Aspic Part Ⅴ (Level Five)
21. Starless
---encore---
22. 21st Century Schizoid Man
今のキング・クリムゾンをしっかりと語ってもらいました。(山崎洋一郎)