というわけで10周年のときはそうでもなかったのにメンバー(特に田淵)はこれまでになく超積極的に様々な企画・イベントに乗り出している。通常運転こそを良しとする基本活動方針から大きく逸脱するほどに、今年は大型イベントの開催や各フェスへの出演、そしてカップリング曲をまとめたベスト盤とトリビュート盤のリリースなど、祝賀イベントが続いている。
バンドとして正しく成長することは難しいが、その成長の段階にふさわしいポジションに常に立ち続けることはさらに難しい。
世間に認められなかったり、逆に分不相応なポジションに立たされて変形してしまったり、そこをうまくやるのは本当に難しい。
おそらく、メンバー(特に田淵)があえてこの15周年を全力で祝福しよう(されよう)と思っているのは、その難しい綱渡りをなんとかここまでやりきれて、「現状維持」(これもまた大変に難しいことなのだが)を目指せるところまで来れた、という実感があるからなのだろう。
三人三様ではあるが、それぞれがこの15周年に向き合う心境を語ってもらった。
6月28日発売のロッキング・オン・ジャパン、期待してください。