ロッキング・オン2月号、レディオヘッド特集は本日発売!――キャリア始動40周年、そして7年ぶりの復活。すべてのピースが重なり新たな歩みを始めたバンドの「過去」と「未来」に迫る

ロッキング・オン2月号、レディオヘッド特集は本日発売!――キャリア始動40周年、そして7年ぶりの復活。すべてのピースが重なり新たな歩みを始めたバンドの「過去」と「未来」に迫る

気づけばレディオヘッドの『ア・ムーン・シェイプト・プール』から約10年。ツアーも7年途絶え、バンド史上最長の空白が生まれた。エド・オブライエンの「レディオヘッドは終わったと思っていた」という告白、トム・ヨークの拭えぬ“ロックスター”への違和感は、この沈黙が単なる休止ではなく構造的危機だったことを示す。それでも5人で音を鳴らす必然は、ぎりぎりの地点で回復した。

92年“Creep”から『OK コンピューター』へ至るギターロックの極点。しかし名盤の先で、彼らは自らが“ロックのクリシェ”へ堕ちる予兆を察知し、すでに“自分たちのロック”に倦んでいた。そこからギターを埋葬し、ロックバンドの定義を破壊し、2000年、時代を象徴する傑作『キッド A』が誕生する。“Everything in Its Right Place”が体現する不穏な秩序はロックの座標を大きくずらし、“レディオヘッド”から逃れようとした彼らを、逆説的に21世紀の中心へ押し返した。『ア・ムーン・シェイプト・プール』ツアーでの“Creep””再演は宿命の受容にも見えたが、それが単純な解放ではなかったことは近年の発言が示している。

そして今、レディオヘッドは再び転機の縁に立つ。Z世代による再発見、世界の憂鬱との共鳴。コーチェラの暗号めいた告知は? 新作は? 再び扉は開くのか? オリジナルメンバーのまま30年以上、ロックの構造そのものを更新し続けてきたレディオヘッド。X世代にもZ世代にも“自分たちのバンド”たり得たこの稀有な存在の再起に備え、今こそその軌跡を総括したい。 (中村明美)



1月7日発売の『ロッキング・オン』2月号は本日発売です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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