ザ・ストーン・ローゼス、プライマル・スクリーム、そして数多くのアーティストに愛されたマニ。UKロックの歩みを静かに変え続けた男の軌跡。

ザ・ストーン・ローゼス、プライマル・スクリーム、そして数多くのアーティストに愛されたマニ。UKロックの歩みを静かに変え続けた男の軌跡。

現在発売中の『ロッキング・オン』2月号では、昨年11月20日に逝去した、元ザ・ストーン・ローゼズ/元プライマル・スクリームのベーシスト、マニを偲び、元ニュー・オーダーのピーター・フックによる追悼文と、ザ・ストーン・ローゼズ在籍時のインタビューを掲載。
以下、本記事冒頭部分より。



ピーター・フックが語るマニという男の生き様――なぜ彼は愛されたのか? マンチェスターの顔役の闘志、友情、そして音楽

マニに初めて会ったのは、ザ・ストーン・ローゼズのマネージャーから彼らのプロデュースを頼まれた時だった。その時やったのが“エレファント・ストーン”でね、彼らは素晴らしかったよ。それからマンチェスターがマッドチェスターへと変貌していく中で、彼らのことが本当によくわかってきた。ブラックプールでのあの最高のギグにも行ったし、スパイク・アイランドのギグにも行ったよ。一緒にいて最高に楽しかった時期だね。ハシエンダが結び付けてくれていた。あのクラブにはVIPエリアなどなかったから、うろうろ歩き回ってる客がみんな、「マニがいる!」って。

Suite 16(*ピーター・フックの所有するスタジオ)でローゼズのセカンドアルバム用のデモを録ったんだけれど、結局それは見送られてしまった。でも俺はそのうちマニと、奥さんのイメルダとも親しくなってね。その頃は一緒にやりたい放題やってたよ。その後、お互いにバンドがライブ活動をやらなくなってから、マニと、ザ・スミスにいたアンディ・ルーク、それに俺、ベーシスト3人が組んでフリーベースってバンドを始めた。だけどうまくいかなかった——シェフが多すぎたんだ——ギグを巡って喧嘩して、結局ひどい仲間割れに終わった。俺はマニにさんざんこき下ろされたんだが、ところが彼はほんと驚くほどいい奴でね、まさにその翌日に電話よこして謝ってきたんだ。それがマニって奴なんだよ。仕事で組まなくなったらむしろ親しさが増して、それからは彼と過ごす日がいつも楽しくてたまらなかったな。

マニは道化だとかふざけた奴じゃないかって言う人がいるけど、それはちょっと違うと思う。確かに彼は楽しい奴だった。偉ぶったところが全然なくて、すごく面白くてすごい人気者だったよ。でも一方で激しい部分も持っていて、馬鹿げたことは絶対許しちゃおかなかった。自分の信じるものには強い情熱を注いで、マンチェスター・ユナイテッドFCでも、仲間のために戦うにしても、とにかく熱いんだ。どこか間違ってるとか、不公平を感じたら、頑として引かなかった。味方につけたら、もう怖いものなしさ。闘志の塊みたいな男で、ほんの一歩たりと譲らない。だけど誰とでも仲が良かったし、彼を悪く言う人間はいなかった。

(以下、本誌記事へ続く)



マニの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ザ・ストーン・ローゼス、プライマル・スクリーム、そして数多くのアーティストに愛されたマニ。UKロックの歩みを静かに変え続けた男の軌跡。
rockin'on 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on