現在発売中のロッキング・オン2月号では、クーラ・シェイカーのクリスピアン・ミルズ(Vo/G)にインタビュー!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
●新作の構想はいつ、どのようなきっかけで生まれたんですか?
「この作品は、ジェイが戻ってきて、オリジナル編成になって初めて一緒に作った『ナチュラル・マジック』(24年)からの自然な進化なんだ。あのときはかなりスピーディーに作り上げたんだよ。緊急性と、3分ポップソング的な規律性があって、作っていてとても楽しかった。おそらく今回も同じようにやりたかっただけなんだけれど、そこにライブでやっている即興の要素をもっと取り入れた。
バンドが自由に演奏して、サイケデリックな道へと入り込んでまた曲に戻ってくるというような。つまり、ライブのパフォーマンスと、集中して取り組んだソングライティングとが融合した作品になっているんだ」
●確かに様々なタイプのサイケデリックサウンドが渦巻いていて、ビンテージでアナログな音のリアルな質感を残しつつ、宇宙の果てまでブッ飛ぶようなハイファイ感とスケール感もあるという、プロダクションも絶妙なバランスですよね。
「僕たちが重視していたことがふたつある。まずは、ライブのエネルギーをどう記録するか。これは30年経った今でも、どう録ればいいかは曲ごとに違うパズルを解くようなところがある。でも今回ようやく、その方法が掴めたような気がしているんだ。
とにかくライブ感をテープに収めるのは本当に難しい。このバンドのキャラクターのひとつがカオスであって、メンバー間の力学の働き方が極めて野性的だから。
でも、今は自分たちなりの方法論ができていて、それがバンドにとってすごく良い方向に働いている。そして、昔ながらの2インチテープで録るのはバンドにはすごくいいんだ。みんなの意識が一気に集中するし、金がかかっている、一発勝負だという緊張感がある。全員が意識的に“今この瞬間”に臨むことなんだ。映画でも本物のフィルムで撮ると役者の演技が良くなるっていうのと同じじゃないかな」
(以下、本誌記事へ続く)
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