クラフトワーク、約7年ぶりの単独来日。映像、音響、演出ーー時代に呼応し、絶え間なく進化を続ける彼らが一つの完成形を提示した、来日公演を徹底レポート!

クラフトワーク、約7年ぶりの単独来日。映像、音響、演出ーー時代に呼応し、絶え間なく進化を続ける彼らが一つの完成形を提示した、来日公演を徹底レポート!

現在発売中のロッキング・オン7月号では、クラフトワークの来日公演レポートを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。



文=小野島大

クラフトワークの来日公演を観た。素晴らしかった。ほかの聴衆と同じように、ぼくも夢中で拍手し、声援を送り、アンコールではスタンディングオベーションで敬意を表した。テクノの開拓者にして未だ最高峰。間違いなく過去に観た来日公演の中で最高だった。

まず誰もが指摘するのが音の良さだろう。驚くような音量・音圧ではないが、耳障りな音を一切出さない巧みな帯域コントロールと、楽曲によって絶妙にバランスを変え、時にクラブ仕様の地響きがするような強烈な重低音で圧倒し、時に繊細で精緻なシンセサイザーのアンサンブルと哀愁がこもった歌メロを前面に出す、その絶妙な手つきが冴え渡るミキシングなど、最新のイマーシブサウンドシステムを最大限に活かした音響は見事だった。

また、映像の鮮やかさも圧巻だった。ステージ奥の壁面を覆い尽くす巨大スクリーンは、異様なまでにクリアで研ぎ澄まされたコンピュータグラフィックスを克明に映し出す。以前の来日のときと違うのは3Dメガネの配布がなかったことだが、7年の間のテクノロジーの進化は凄まじい。3D映像ではないのに、画面の奥行きと広がりすらも感じるような立体映像になっていて、“アウトバーン”のハイウェイ映像が異様なほどの生々しさを伴って浮かび上がってきた。(以下、本誌記事へ続く)



クラフトワークの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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