現在発売中のロッキング・オン7月号では、アスのインタビュー記事を掲載!
以下、本記事の冒頭部分より。
●新作『エヴリバディズ〜』はアスの「アルバム」というものに対する捉え方が大きく変わった作品だと感じたんですが。
テオ・ヒルヴォネン(Vo/G、以下テオ)「そういうふうに考えたことはなかったけど、面白い意見だと思う。確かにその通りかもしれないね。たぶんごく自然な流れでそうなったんだと思う。最初はもっとたくさん曲があって、そこから少しずつ絞り込んで最終的に今のアルバムに入っている楽曲が残ったわけだけど、収録曲には同じひとつの物語の一部として機能しているような側面があったのかもしれない」
●「崩壊」、「コミュニティ」、「変化」という本作のテーマが、あなた達の中で象られていった経緯を教えてもらえますか?
テオ「大きかったのは、昨今ニュースで目にすることや日々耳にしていることだと思う。多くの曲は、そういう現実で起きていることに対するひとつの反応というか、それを受けて書いたもの。でも、曲を書く段階でそういったテーマを強く意識していたわけではないんだ。ただ、自分が見ているものや聞いているものを書いていったらそうなったという。そうして生まれたイメージや人物が曲の中に入り込んでいって、結果的にそいつらが曲を形作っていくことになったんだ」
●25年末のメンバー脱退というバンド内部の大きな揺らぎは、このコンセプトの説得力、バンドの結束力にどのような影響を与えましたか?
リーヴァイ・ヤムサ(Dr、以下リーヴァイ)「制作に関しては与えられた状況下での最善を尽くせたと思う。正直バンド内部で何かが大きく変わったという感覚はあまりなくて。いや、もちろんラスムスが抜けたのは悲しい出来事だったけど……」
マックス・ソメルヨキ(G/Vo、以下マックス)「逆に、バンドとしての結束が強くなった気もするよね」
パン・ヒルヴォネン(Hm、以下パン)「うん。それに、もともと曲自体はある程度できていたし……」
テオ「曲の骨組みはできていたけどアレンジはまだ固まってなかった。実際その部分には影響があったと思う。スタジオで新しいエネルギーみたいなものが生まれたから。たとえばレコーディングではバッキングトラックを一発で録ったから、誰かが必ずベースを弾くことになるわけだけど、マックスがベースを弾いてリーヴァイと一緒に演奏する時と、僕がベースを弾いた時のドラムとの絡みは、やっぱり全然違うグルーヴになるんだよね。レコーディングがエキサイティングになった。それがアルバム全体の熱量を上げたと思う」
(以下、本誌記事へ続く)
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