こういうふうにしなくちゃ、という姿を頭にイメージするから、
その通りになるかどうか心配になって緊張したり、その通りにならないと焦ったり、そのことで頭が一杯になって楽しめなかったり、かえって力が出し切れなかったりする、
んだって、人間は。
チャットモンチーのライブは全然そんなことがない。
すごいことだ。
ステージの上にいるのに、
僕らと同じ気持ちの圏内にいる。
いや、もしかすると僕らの方が若干構えて緊張しているかもしれない。
余計な緊張もエゴも独りよがりもなんにもなくて、
その日のその時のその場の演奏や歌の気持ちだけが伝わってみんなと共有できる。
それってとてもすごいことで、
一番大切なことなんだ。
ホールコンサートでも、変わらないチャットモンチーだった。